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伝統文化 関守石

 

日本の伝統文化

「関守石」ですが、
意味をわからないままに過ごしていました私です。
この関守石とは、
日本庭園や茶庭などで、立ち入りを制限するために置かれる石の事だそうです。
無言の「お茶の庭においては、招いたお客様に’今日の茶室はこちらではございません’
の無言合図だそうですが、知らなくて、ずかずかと入っていきそうですね。

この「関守石」の形(結び方や石の形状)は色々とあります。
この形と結び方の色々に感動しています。

関守とは、関所を守る役人や番人の事ですが、
古語では、男女の逢瀬を坊げるもの、つまり邪魔者のたとえとして使われるそうです。
「夜半の関守」という言葉は、
夜中に恋人のもとへ行くのを妨げるものという事だそうです。

この関守石の結び方や、佇まい、素敵ですね。
日本人の言葉にしない伝統文化に、昔の人の奥ゆかしき「こころ」が
見え隠れしていて、あらためて、日本人としての奥の深さを垣間見ます。

「仕切る」つなぎながら区切るけじめの装置。
みだりに立ち入ってはならない領域をつくる時、ドアでもない、厚い壁でもない
想えばいつでも入れるようなあいまいな空間の領域を分ける手立てですね。
ある意味、「結界」ですね。

心の中にけじめをつけるような、あいまいな空間を先人たちは作って、
繋いできたことを改めて「凄い」と思う尊敬の念と、
これからもこの伝統文化が繋がっていければいいと願っています。

みなさんはご存知でしたか?
色々な知らない事だらけです。
知ってよかったです。

叉~!!
ごきげんよう!!












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